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写真撮って、日記書いてます。

世界征服ってタイヘンね(棒読み)

世界征服ってのはどうやらとんでもなくめんどくさいことになるらしい。つまり、「おれは世界一のなんとかになる!」というような常に宣言している某ゴム人間ののりでやってもいけないし、「俺、この仕事が終わったら世界征服の方に転職するんだ」的な転職の一つの候補先として考えてもいけない(実際にそーやって転職できるのかは知らない。)つまり、今から「しょうらいのゆめ せかいせいふく」を実行しようとしている人は今すぐにでもやめて、ハロワで職を見つけることをオススメしたい。これは「いつまでも子供じみた夢見てんじゃねーよ」というのではなく、実際問題、資金源等の諸問題を現実的に考えた場合なのである。いや意外とこれタイヘンなんだってば。組織に階層作ったらそこで問題は起きるだろうし、だからといって上から下までみんな同じ階級とかだったら、初代のリーダーが死んだ後後継者問題で荒れるだろうし・・・。 そう、本書は世界征服をしようと考えている人には読んで欲しくない1冊である。
「世界征服」は可能か?
「世界征服」は可能か?岡田 斗司夫

筑摩書房 2007-06
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これを読んだら、その夢があっという間に幻滅に変わってしまい、ガッカリとしてしまうだろう。それこそ「鷹の爪団」の総統には読んで欲しくない。いや、でも、「鷹の爪団」はきわめて現実的な問題と戦っている「悪の組織」か。(資金難から大家さんに追い出されかけたり・・・なんだか見ててかわいそうな組織だ。) 現実的に世界を征服するとなると、やっぱ文化的侵略、征服が手っ取り早いのかなぁ。物量にものを言わせて。ってこれってすでになんか行われてなくね?某超大国からやってきた文化をそのまま受け入れたり改良したりして使ってる某島国とか、某島国は某島国でかつての植民地などを中心としてコンテンツサンギョーとか言いながら、セルと呼ばれる紙のようなぺらぺらしたやつに絵かいて色塗ってぱらぱら漫画のようにして売り出して。(今はもちょっと作り方は違うっぽい)そんでもって現地でそれが海賊版として売られると目くじらたてて怒ったりしてさ。作った側からしたらお金取れないからまぁしょうがないんだろうけど、世界征服的視点から見ればそれはもうすでに万々歳の状態なんじゃないか。 逆に考えれば、ネットで世界が全部つながった今ならそういうのも簡単に行えるのかもしれないな。サイバーな「死ね死ね団」とかそのうち出てくるかもな。ネットならあんまコストかからんし。アクセスがあるかどうかはビミョーなところかもしれんが。 とまぁそんなことを考えたりしたわけです。