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写真撮って、日記書いてます。

百鬼丸か

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233日目。仕事の日。

某保険会社の個人年金の解約に一苦労している。ホームページから解約の手続きをしたのに、先方からの折り返しメールには「担当者から連絡がいきますのでお待ちください」だそうで。生保レディの人に連絡したくなかったからホームページ経由で手続きしたというのに。手間が増えすぎて非常に困るのである。このあたりもっと簡素にしてほしいなと思うし、結局は支払ってる保険料は人件費になってんじゃないの、て思ってしまう。そんなことはないのは分かっているし、他の商品とかと違って命に関するお金だから確実に説明をする必要があるってのは分かる。

分かるけど、だいたい説明は早口だし、説明されているときって、説明を理解する前に次々と説明されるじゃない。ちょっと待って、ていえないような雰囲気も作ってくるし、FPの人というか第三者が同席して解説してほしい。

結局今月分まで支払っての解約になりそうだからお金がもったいない。しかも積み立てた分全額が返ってくるわけではないから損した気分だ。まあでも、満期になるまで30年近く払い続けなきゃならないし、少しでもリターンが大きいものがあればそちらに乗り換えるのが得策だろう。

信頼のおける人に先に相談してから契約すればよかった。「取っていく」契約は簡単だが、「返してもらう」手続きはややこしいのは世の常か。

そんな愚痴を心の中でこぼしながら仕事を進めていたら突然、知人から「今まで読んできた本を紹介して」という内容の連絡と、紹介お題みたいなものが書かれた紙がやってきた。お題に沿って答えるだけでいいらしい。気楽に答えられるかなと思ったが、答えが見つからないものばかりだ。

例を挙げると「子供の頃に読んだ一冊」。難問である。今でも印象に残っている本は多数あって、それこそ幼稚園くらいから小学校終わるくらいを子供とするのであれば、その間にいくつもの面白い本があったわけで…そこからひとつに絞るとなると選択肢があまりにも多すぎて困る。

「繰り返し読んだことのある本」とかいうお題もあった。そもそも本って繰り返し読むものじゃないの?一度読んでしばらく置いてまた読む、とかしないの?しばらく、が数日もあれば数年というのもあるけど、それ言い出したら今わたしの部屋にある本はだいたいそれに当てはまるよ。今回それはいったん脇に避けて回答するけど、それでも頭ひねるような問題だらけだ。

月末までに答えてほしいらしいが、もう少し時間が欲しいと返した。この質問に答えることで、自分がいかに貧相な読書体験しかしてこなかったが白日の下となってしまわないか気が気でならない。

そんなことを考えてたら、またしても「思い出せない一冊」が出てきてしまった。読書感想文の課題図書だったもので、主人公がおばあちゃんの家とそのあたりで過ごす夏休みを描いたもの。課題図書だったから、そのあたりからたどっていけるかなとは思うが、今もまだ取り扱っているだろうか。

思い出の本を探すのは、自分の無くした一部分を探していくようで面白い。

百鬼丸か。

 

違うか。