Archetype++

写真撮って、日記書いてます。

もしもこの時代に恐竜がいたら

もしもこの時代に、恐竜という名の生き物が生きていたとしたら―しかも我々の生活に紛れ込んでひっそりと生活していたら。それだけでもうなんだかわくわくしてしまう。まぁ恐竜好き、なんてのもあるんだけれどさ。 ジャバウォッキー 1 (1) (マガジンZコミックス) 今回購入した『ジャバウォッキー』もそんな話だ。サバタ・ヴァンクリフ(オヴィラプトルで二足歩行の恐竜。このマンガに出てくる恐竜たちはみんな二足歩行に「進化」している。あと服装が妙に紳士的で似合っている。同僚のブースロイドという発明家が作った人間そっくりの頭を 取り付けて行動しているが、外している場面の方が多かった。なおこの時代に彼らが生き延びていることは人間達にはほとんど知られていない。)と元英国情報部の人間だったリリー嬢がお話の主人公。時代は現代よりもちょっと昔の19世紀のヨーロッパ。彼らは「イフの城」と呼ばれる組織に属しており、「待てしかして希望せよ」の言葉の下に活動している。ちなみにそれらを統括するのは「モンテ・クリスト伯III世」という人物。第1巻ではリリーが「イフの城」に加入するまで、ととあるナゾの人体発火現象(人体というか恐竜体って言った方がいいのかもしれない)を追いかけていたらよりでっかいヤマにぶち当たってしまった、はてさてどうなるこれから?…でオシマイ。2巻へと続くのである。(2巻までは買わなかったから今度買ってくるつもり) 巻を通してモノクロで、この黒さを見ると「ビッグオー」なんかを思い出してしまうのだが、それよりもモノクロ感が強い。だからかなりメリハリがあってておもしろい絵になっていると思う。 そういえば…と思って本棚をごそごそ漁ってたらあったあった。さらば愛しき鉤爪という作品が。こっちは時代は現代で、主人公の恐竜は探偵として活動している。人間の皮を被って。人間から剥ぐわけじゃなくて、恐竜たちが作るのだ。いろいろな素材から。しかもそれを専門に売りに出している業者もいるし、何よりその皮がはげたら恐竜そのままの姿になるので、もし仮に死体になったとき、人間に見られたら一大事になる…というわけで専門の死体回収業者がいたりする。他にも登場人物がうじゃうじゃ(みんなだいたい恐竜)。これは海外作品の特徴なのかな。いったん気を抜いたらすぐに誰が誰だかわからなくなる。 『ジャバウォッキー』にしろ『さらば』にしろ、どちらもハードボイルド的えすえふだ。やっぱ恐竜=かっこいい=ハードボイルド、なんだろうか。それにしてもまだ助かったのは彼らの顔が、小さい頃に読んだ『恐竜図鑑』に載っている、「恐竜人間」(恐竜が絶滅せずに進化したらこんな感じだ!)注:微妙にグロではなかったこと。この絵を小さい頃に見て、ものすっごいトラウマになったことがある。『ジャバウォッキー』だと恐竜人間はリンク先のような顔じゃなくて恐竜の顔をちょっと小さくした二足歩行の生物(服が似合ってる)として描かれている。まーグレイに近い感じの「恐竜人間」だとハードボイルドの話には似合わないかもしれない。 もし仮に、この現実世界に「恐竜人間」がいるとしたら、出来ればグレイタイプではなくてサバタのような感じの方が個人的に嬉しい。まだ愛嬌があると思う。グレイタイプだと…たぶんおれソットーするな。 果たしてこの世界からほんとうに恐竜は絶滅したのだろうか。 もしかすると意外と身近な存在が「恐竜人間」として生き延びている恐竜かもしれませんよ…。
ジャバウォッキー 1 (1) (マガジンZコミックス)ジャバウォッキー 1 (1) (マガジンZコミックス)
久 正人

ジャバウォッキー 2 (2) (マガジンZコミックス) ジャバウォッキー 3 (3) (マガジンZコミックス) 学園創世猫天! 1 (1) 学園創世猫天! 2 (2) 学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 1 (1)

by G-Tools