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682日目。休日の日。
10年近く使っていたスチール本棚を粗大ゴミに出した。例の熊本地震で大きく歪んでしまったけど、まだ使えるやと思ってこっちに持ってきて使っていたものである。
こう書くとかなり思い出深い感じになってしまうのでちょっとセンチメンタルになる。高さ1800mmのサイズで容量もたっぷり、しかもスチール製だから頑丈だし何より安かった。安いのに丈夫、みたいな感じで買った当時は「やっと本棚が買えた…！」とすごく嬉しかったのを覚えている。
まあそのとき住んでいた家がぼろ家だけど12畳位あるような変なところでスペースも十分にあったから買えたようなものだ。その後引っ越して熊本市内で生活して、ぎりぎり納まるかなあって具合で入ってて、ベッドと本棚の間がもう50cmもないくらいだった。
そして例の地震で被災。最初は左右の揺れだったので本棚もその方向にゆがみ、そして前後の揺れになったので本棚から本がベッドめがけて飛んで来た。倒れはしなかったのは、隙間が狭かったからというのもある。ちょうどベッドにいた時に被災したから場合によっては死んでいたかもしれない。
その後引っ越して今の所に住んでいるワケだが、捨てられなかった。捨てたら本が積まれただけの「森」になってしまう。だけど歪んだ本棚は以前よりも入らないし、部屋も四畳半の小さい部屋になってしまったのである。
相応にダウンサイジングして再起を図ろう…と考えて早数年。ちょっと長くかかり過ぎてしまったが、思い出とか自分のがんばりみたいなものとかとリンクしているのでなかなか捨てられなかったのだ。本と本棚はいろいろリンクしている部分があって、こればかりはどうも説明しにくい。
まあでも、ダウンサイジングしなきゃならないから仕方ない。新しく組み立て本棚も入手したので入れ替えである。捨てる分は全部出してゴミ捨て場でひとつにまとめて、粗大ゴミの回収チケットを貼って完成。今日も部屋とゴミ捨て場を4回くらい往復した。形状が何となくリーンホースっぽく見えた。
出した分部屋が広くなり、また作業ができる空間が広がった。あとは机だ。机の上のiMacを片付けて、それからWindowsPCとNASを回収して、空間を広げてそこに本棚設営して部屋に広がってる本を新しい本棚に突っ込んで…ああまだまだ段階があるぞこれ。仕事部屋になるまで遠い道のりだ。
今日はこれだけで一日が終わってしまった。早い。他に何もできなかった。
