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490日目。仕事の日。
朝起きた父親からLINEが来ていた。もうすぐ70になる父親の朝は相変わらず早いようで、午前6時には檀家となっている寺の奉仕活動に行った、と書いてあった。午前6時ということはおそらくもっと早くから起きてゴソゴソしているのだろう。体調的な部分にもいろいろ出てくる年齢なので気をつけて欲しいのが本音だが、まあ本人が満足しているのであればいいのかなとも思う。
しかし、父親からのLINEというものほど反応に困るものはないと思う。どう返すのがいいかいつも悩む。母親や義母からのはまだ返しやすいが、父親は「今日は朝顔が咲きました」とかそういう「うんうんそれで？？」的な内容であることが多い。報告系てやつかな。世代なのかもしれないけど、こちらからの返答をあんまり気にしてないというか、そんな感じで、キャッチボールというよりもパスだけしてあとは違う競技を始める、みたいなことになっているように思う。まあそういう人だと分かっているから対応できるが、仕事とかでこういう人と知り合ったらどうしようかなとは思う。ものすごく苦労しそうな気もするし、反対に慣れてるから楽に対応できそうな気もする。実際のところどうなんだろう。今のところそんな人に仕事上で会った事がないからピンとこない。
そんなことよりも返信文を考えなければ。とりあえずは早起きお勤めご苦労様でした、的なやつだろうか。ああでも苦労と感じてないだろうし、むしろ熱中症に気をつけて、の方がいいのか？それより何より最近の出来事とかを送る？午前中に？いいのかそれって…という具合に返す言葉をどうするかまったくもって決まらない。結局はスタンプと台風も来てるから気をつけて的な文を返した。当たり障りのない普通の内容。うーんもう少し捻ったのを送っても良かったのだろうか。送ってからいつも考えてしまう。
今年のお盆過ぎて9月くらいには一度帰省したかったけど、昨今の状況を見るとそれどころではない。東京で5000人近くの新規感染者が出て、住んでるとこでもそれなりの数の感染者が出ている。両親はワクチンを摂取済みとはいえ、こちらが万一向こうで発症したらとか自覚してないだけで両親や祖母を感染させてしまうかもしれない…などと考えると、やっぱり難しい。「実家を訪問している認識であって、帰省ではない」と言えてもウイルスは意を汲んでくれないからな。LINEのテレビ電話機能で今度かけてみようかな。顔を見て話せば何かと伝えられるものなのだが、文面はやっぱり難しい。
