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相変わらずトイレットペーパーが近所で売られていない。あるのは空の棚とむなしい張り紙だけ。「配送状況が整い次第入荷します」。そこになかったらないですね、というのが有名なネット上の台詞だが、実際そんな感じだ。なかったらない。
テレビで新聞でいくら「在庫あるから落ち着け」と言われたとしても、目の前になかったら不安になるし、買いだめに走りたくなる気持ちも分かる。結果的にそれがますます品不足を引き起こす。マイナスの堂々巡りだ。
一度に無数の店舗で品切れを起こしていたら配送も大変だろう。追いついていないのかもしれない。効率のいいルートを考えて、配送できる荷物の量と発注の量との関係も考えて、ドライバーは誰を充てて…運輸業の人はこの時期大変かもしれない。ゲーム『DEATH STRANDING』を最近プレイしているのだが、プレイしなければそのあたりの苦労も分からなかっただろう。各地の配送センターや拠点をたったひとりでトラックでバイクで、時には徒歩で繋いでいくゲームだ。
拠点Aから拠点Bまで荷物を運ぶとき、どのように運ぶか、品物の注意事項は何か、どのルートを使うか、歩くのかトラックで運ぶのか…無数の手の中から選んでいく作業をして出発する。現実の配送作業とほぼ同じではないだろうか。
さておき。
ティッシュペーパーはじょじょに店頭に復活してきているが、それでも数は少ないし値段もあがっている。驚いたのはキッチンペーパー類の在庫も復活しないこと。なかなか店頭に並ばない。オイルショックの頃や東日本大震災の時のことと照らし合わせて考えてみると、この騒動もだいたい1ヶ月は続くんじゃないだろうか。日常にある見慣れたものがなくなると不安になるのは気づかなかった。あまり紙を使わない生活、というのも言うのは簡単だけど実行するのは難しい。できることは一日の間に使う量を減らすことくらいだろうか。今更ながら、暮らしを見直している。