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写真撮って、日記書いてます。

トイレットペーパー探しの旅

直線道路

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28日の午後の時点では確実にスーパーにもドラッグストアにもあったんですよ、トイレットペーパー。それが29日に行ったらもう「一家族一点まで」っていう張り紙と、がらんとなった商品棚になっていて、わずか一日の間で何があったのかと。ワイドショーで取り上げられるとき「トイレットペーパーが無くなる!?」みたいな感じだったかもしれない。「…はデマ!!」まで見ずに店に駆け込んだ人が多いんじゃないか。番組の構成でそうやって敢えて切り離して作らないと視聴者が興味持たないと判断したのだろうか(もっとも、そういうのが彼ら的には「普通」なのかもしれないが)。

そしてそういうときに限って我が家のトイレットペーパーストックが切れるというね、もうね、こういうときって変に重なる。そんなわけでトイレットペーパー探しの旅に出た。嫌な旅だ。近くのドラッグストアはおそらく補充されたとしても月曜あたりになる。それまで自宅のが持つかどうか微妙なところなのだ。

しかし行くところ行くところ壊滅に近い状態で、お一人様一点までと制限がかかっている上にすでに棚にない。皆考えることは同じである。うう…我が家はそれどころじゃないのだ…どうしたら…と思いながら人通りの少ないところにあるコンビニに入ってようやく確保できた。コンビニ価格だがもう仕方がないのだ。

買ったら買ったで今度は「ああ買い占めですか」とか「テレビに煽られてら」とかそういう視線が痛い。違うんだようちはトイレットペーパー残弾1でしかもそれもうセットしちゃったから実質0なんだよどうしても必要なんだよと脳内で言い訳しつつ帰宅したけど、こんなに変な感じで帰宅したのは久しぶりかもしれない。場所が場所なら襲撃されて奪われているかもしれない、とかそういうことまで考えてしまった。

テレビでは「デマと分かっていても購入する」みたいな人が大半だったように思う。「どうせ消耗品だから」「あっても困らないし」とかいう理由。確かにそうなんだけど、このタイミングでの購入はどうなのか。不安な心理は一気に加速するからなあ、3.11の時もそうだったしなあと思ったり。

それにしても、テレビの中の出来事がすごく身近に起きてるなんて驚きしかない。遠い世界の出来事だとばかり思っていたけど実際はそうでもないらしい。そんなこと起きなきゃいいのに。テレビ離れとかいう話はどうも違うんじゃないか、みんなまじめに見過ぎじゃないか。

というかわたしの時間と労力を返してと言いたい。

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