Archetype++

写真撮って、日記書いてます。

「いいの無かったねえ」

台湾・ハードモノクロ
GXR + GR LENS A12 28mm F2.5

昔の昔、ある地域の小さな写真コンテストの審査委員をされている方と話す機会があり、その時に「今回応募された写真はどうですか?」と聞いたらそんな反応が返ってきたように思う。

すっごい苦笑いしてた。

この方は写真家として活躍されている方で、過去に写真集も数冊出している方だったが、地域に密着して精力的に活動している方だった。

素人目から見ても「そりゃそうだよな」と思うものが何点かあって「これどうして応募しようと思ったんだろう」てのも見たような気がする。暗い夜の祭りを撮るためにISO感度マックス、ノイズマックスで撮っちゃってて緑になってる作品とかもあって、撮って出しもいいけどちょっと厳しいよなぁなんて思ったのを覚えている。

田舎のコンテストでこれなんだから、「アサヒカメラ」とかそういう雑誌誌上コンテストとかは先生のとこに行き着くまでにそういうのがたくさんあるんだろう、というのは想像に難くない。ただ、雑誌は応募される数も多いだろうから、いい作品も多くあるのだろう。常連の人もいるだろうし。

問題は応募作品数が少ないコンテスト。選者もきっと大変な思いをして選んでると思う。抜きんでて素晴らしいとか、そういうのが12点あれば話は別だが、そうでないものが多数の場合はどうするんだろうか。余計なことだけどいろいろと想像してしまう。

かくいうわたしは今のところ一度もそういったコンテストに出したことが無い。きっと「う〜ん、あかんね」となってしまうだろうから…とはいえ、どんな感じだろうかと試したくもある。来年の目標のひとつとして保存しておこうかな。