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写真撮って、日記書いてます。

Nikon Fan Meeting 2018(大阪)でNikon Z7をさわってきたけど、自分向きのカメラじゃなかった

Nikon Fan Meetingに行ってきました

 

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iPhone8 Plus

大阪・堂島リバーフォーラムで開催されたNikon Fan Meetingにぶらぶらと行ってきました。9月15日の回です。

www.nikon-image.com

GXRぶら下げて。

目的は先日発表されたミラーレスカメラNikon Z7をさわるため。

軽い気持ちでさわれたらいいなと思っていたのですが、割としっかりとさわることが出来ました。

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会場に入る前に受付でリーフレット、うちわ、ネームシールを受け取ります。ネームシールは名前を書くのではなくて、自分のカメラと好きなレンズ、Nikonへのメッセージを書くようになってました。参加中は服に貼って見える様にしておくように、と言われました。不審者対策なんでしょうね。

会場内では

午後2時頃に付いたので混雑もなく入場できました。ただ、会場内は人が多かったです…50代以上の人が多かったかな。みんなNikon製のデジタル一眼レフをぶら下げてました。「ああ…そうだよね…」といそいそと他社製カメラをしまうわたし。みんなこれ見よがしにでっかい上位機種ばかり持ってました。中には写真家集団でお揃いのTシャツ着てやってきてる人たちとか…何かね、あのネームシールもあって相手がどのくらいの人間なのかが値踏みできるような、そんな異様な雰囲気がありました。

はっきり言って怖かったです。

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レンズ、カメラのラインナップがずらり。

でも近くまで行って撮影することは出来ませんでした。そういう展示台になってます。

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Nikon Z7の分解図。こういうのはヨドバシのSony αのコーナーで見たような気がします。センサーがフルサイズなので大きく見えました。

さっそくさわってみよう

会場内をぐるりと回った後、Zシリーズ撮影体験コーナーの列に並びました。30人くらい並んでたかな。待ち時間はだいたい30分程度でした。

Z7には24-70mmと35mmの単焦点レンズが付けられたもの2種類が用意されていました(24-70の方が用意された数が多かったです)。35mmの方をさわりたかったので、後ろの人が「どちらでもいい」人の場合、順番が前後する場合もありました。というか追い越されました。

Nikon Z7

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思ったより小さく見えました。重量もD850に比べるとさすがに軽かったです。

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大きさはこのくらい。わたしの手のサイズはだいたい20センチ弱(人差し指から手のひら末端まで)なので、大きめなのかな。それでもしっかり持つことができました。F値の設定は人差し指側のダイヤルでグリグリと設定できました。

軍艦上部のモニターが小さいのもいいなと思いました。最小限の情報でシンプル。

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基本的にライブビュー状態で背面モニターに表示されてました。EVFを覗いたら自動的に切り替わるような仕掛けになってました。撮影後の画像もEVFに出ます。これは設定で変更できるかと思うんだけど、EVFへの表示時間が若干長くて(1秒程度かな)次のシーンを撮るのにテンポを崩してしまうような感じでした。

また、EVFの映りもあんまりよくない印象です。EVF端っこが妙にもやっとするというか。昔の液晶であったと思うんですけど、画面の端っこが変にもやっとしているような。モアレっていうのかな、そういうのが見えたりしました。

撮影した写真は凄く綺麗。また背面モニターも綺麗かつ繊細なので何か別次元を見ているようでした。

 

列に並ぶ人が増えてきて、「お一人様5分程度でお願いします」というアナウンスがありましたが、中には15分20分さらにNikonのひと捕まえて話し込んでいる人もちらほらいました…わたしはもちょっとさわってみたかったけど5分で離れました。

もっとさわれればいろいろ見えたんでしょうけど。

感想

さてNikon Z7をさわってみた感想を。

・D850よりは軽いけど、やっぱり重く感じる

この会場の後別のカメラ店でD850をさわってきたんですけど、すごく重かった。レンズが付いてるのもあるんだけど、それでも本体はゴツいし重い。Z7はそれに比べると持ち歩きやすい重量でした。片手でも持てるレベル。ただし、やっぱりレンズ付けるとそれなりに重くなるので…

あとレンズよりボディの方が軽いような気がしました。構えたときレンズ側がちょっと重くてどう持てばいいのか戸惑ってました。ミラーレスなのに重量級なのは、今後出てくる大口径レンズを装着した場合のバランスを考えてのこと、なのは何となく分かりますが。どちらにしても、使うなら筋力必要だなと思います。

・デザインはよさげ

ただ、一眼レフっぽく作らなくてもよかったんじゃないかとも思います。ミラーレスにするんだから、ほら、ペンタの645みたいなデザインでもよかったんじゃ。

PENTAX 645

PENTAX 645

 
・EVFはどうかな

モアレがちょっと気になるくらいで、割と見やすかったです。が、5分程度しか使わせてもらえなかったので、これを長時間使ったときに目がどう疲れるか。あとはEVFへの撮影画像表示時間の調整。テンポが悪い気がします。1枚1枚をじっくり撮るのであればまだしも、割とペースよくペシペシ撮っていくような時にストレスになるかも。その辺はほかのミラーレス機はどうなんかな。OM-Dとか。

・総じて「欲しいか?」と聞かれたら

「う~ん…」としか言いようがないです、わたしの場合だと。ミラーレスよりはまだレフありのカメラの方が自分に向いてるかなと思いました。撮影のテンポとかそういうのを考えれば特に。Zマウントレンズのラインナップが揃って、Fマウントが終了したくらいの頃合いまで待とうと思います。何より、値段がねえ。

比較的軽量で扱いやすいのがいいのでDfかD610のクラスかな、お金があればの話だけど。

Nikon デジタル一眼レフカメラ Df ブラック Gold Edition DFBKGE

Nikon デジタル一眼レフカメラ Df ブラック Gold Edition DFBKGE

 
Nikon デジタル一眼レフカメラ D610

Nikon デジタル一眼レフカメラ D610

 

「手元にカメラがあること」がわたしには重要なので、重くてそのうち使わなくなってしまうってのはダメなわけで。

おまけ

今回のFan MeetingでもらったのはNikon Zのリーフレットと、ミラーレス機開発の小冊子でした。

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あとホログラムステッカー。

リーフレット、小冊子ともに文字が多くて面食らいました。それよりも機材使って撮影した写真をもっと多く掲載してくれよ…。

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印刷物にも使える(耐えられる)写真が撮れますよ、てことなんだろうけど、それならもっと見たかった。あとスポーツ系の写真がないのが気になります(連写写真は馬の動くヤツでした)。やはりその手の被写体は弱点なんでしょうかね。

ミラーレス開発の冊子は、Nikonがどれだけ力を入れているかが読み取れるような内容になっているのですが、文章多くて「ちゃうねん…そういうのじゃないねん…」と。写真でガツンとやってきた富士フイルムX-Tシリーズのリーフレットに比べるとセンスがあんまりよろしくないです。ここは今後の改善に期待したいところ。

だって開発者の意向とか正直どうでもよくて(どうでもよいは言いすぎか)、それよりも自分の使い勝手に沿ってるか、希望通りの写真を撮るのに適しているかが問題であって。そこに訴求するような内容であって欲しかった。ほんとに従来のNikonファンを囲い込みたいんだな。

両方ともこのページでダウンロードできます。

www.nikon-image.com

 

さわって分かったけど、自分向きのカメラじゃなかったです。それがちょっと残念かな。