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写真撮って、日記書いてます。

生まれて初めて生の宝塚を観てきた

行ってみたいと思っていたけれど

母親の影響からかもともと舞台を観るのが好きで、そのうえ「宝塚を観たいなあ」と思っていたが、積極的というよりはどちらかといえば「まあ行ける機会があれば行きたい」という程度だった。

で、めぐりめぐって彼女が大の宝塚ファンで、「チケットあるから見に行こうよ」と誘ってくれたのが一月前。あれよあれよという間に月日が経って、ちょうど先週、宝塚大劇場前に立ってる自分がいたのである。

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宝塚初心者なので非常にドキドキした。

ベテランのファンから何か言われないだろうかと不安だったけどそういうことは全くなく、むしろ皆さん思い思いに楽しんでいる姿が印象的だった。

ちなみにどのくらいの初心者レベルかというと、「女優さんの名前わかりません!」レベル。というか何組があるのかもまだよく覚えてない状況。

この状態で楽しめるのか?(結論的にいうと、めちゃくちゃ楽しかったわけだが)

 

この日の演目

Youtunbeでちょろっと公開されてる。こんな感じ。


宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』PR映像


宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』初日舞台映像(ロング)

革命前夜のロシア王朝の黄昏を描く内容。ラスプーチンが出てくるよ。

 

服装は

「す、スーツで行けばいいんでしょうか?」

「えーそんなの関係ないよー」

初心者なのでかなりこの辺気になったけれど、「普通の格好でいいよ」ということだったので、普通にユニクロ装備で行ってきた。

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上はユニクロのよれよれシャツ、下はもらい物のジーンズに普通のスニーカーという格好。写真改めて見直したら、もちょっとマシな格好していくんだったと後悔。でもこの格好でも入口で「お帰りください」と言われなかった。むしろ皆普通の格好で来ていたから驚いた。それだけでなく、ゴスロリの格好している人もいたし、和装に野球帽被ったおじいちゃんとかもいた。オタクっぽい感じの男性2人組も(宝塚トークしててめっちゃ楽しそうだった私もそのレベルに近づきたい)。まあでも、電車内で「あの人宝塚に行くんだなー」てすぐ分かる人もいたし、人それぞれということで。

ただ、なかには明らかに「奥さんの付き添いで仕方なくついてきた」感が出過ぎている男性もいたんだけど(奥さんがすごくキャッキャしてるのに、旦那さんがムスッとしてるのよ)、せっかく劇場に見に来てるんだからもっと楽しそうな顔すればいいのになー、演目を楽しめばいいのになーなんて思った。

ご飯

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大劇場内のフードコートみたいなところで「公演セット」。

公演をイメージしたメニューが提供されていてそれを選んだ。写真がそれね。この内容で1200円。あと他にはラーメンとかそばとか、たこ焼き/明石焼きとかいろいろ提供されていた(たこ焼きが人気だったのはなんでだろ)。

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お昼1時からの公演だったのでゆっくり食べることができた。味もよかったし、少ないように見えてお腹いっぱいになった。

ただ、行ったのは月曜日だったのに人が多くて混み具合がすごかった。

 

開場

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1230分開場で、すでに劇場入口に列ができていたので並んで待つこと数分。

チケットをもぎってもらって入ることができた。再入場に必要なので半券は必ず持っておく。今回は1階席の後ろから数えて3番目の列。結構後ろの方だけど、見えないというわけでもない。

座席は赤で統一されている。なおクッション性はあまり高くなかった。クッション持っていけばいいかな

一公演だいたい3時間(休憩時間含む)の長丁場なので、飲み物とかお菓子とか、そういうのを持ち込んでる人も。

 

開演

開演直前に元トップの人が関係者席的なところに颯爽と入ってきたので会場騒然となったが、彼女曰く「ああいう感じで見に来るねん、宝塚の人も」らしい。男役の方だったのかな、立ち居振る舞いがまさにそれで「うわあすげえかっこいい!」という感想しかでてこなかったわ。

公演中は当然ながら録音撮影は禁止。

前半はお芝居で後半レヴュー。途中に30分間休憩時間あるので、劇場内のカフェでお茶して休憩することができる。

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この2階にある喫茶店がまた雰囲気よくて。調度品が素敵だった。

トイレはあれだよ女性トイレは非常に長大な列ができていたよ大変そうだった。

 

感想

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色が変わる!それだけでなんかもう引き込まれてしまう。

レヴューの方が性にあってた。ラインダンスきれいだった。場面転換のテンポがよく、見ていてダレなかった。緩急の付け方が素晴らしい。柔らかく動くときとそうでないときの差。あれはどう鍛えて体を動かしてるのだ。このレベルを維持するのにどれだけの努力がなされているのか。このレベルを維持するのにどれだけの努力がなされているのか。公演期間中、ほぼコンスタントに高いレベルの演技をするのってすごいよなあ…。

でもところどころ序列が見えるのね。トップは当然ど真ん中に来るんだけど、反対に一番後ろで踊ってる人はやはりちょっとまだぎこちない部分があるし、すぐに舞台からはけるような位置にいる。そこからさらに上を目指していくんだろうなーまわりはライバルであり戦友的な感じなのかなー、なんて。

あとね、双眼鏡は必須かなと思った。席後ろの方だったし。

周りの人たちみんな双眼鏡持ってきてたし。面白かったのは、みんな双眼鏡を一瞬だけしか使わないこと。ほんとにチラリと使って舞台をのぞいて、でまた肉眼で舞台全体を見る。じっとそのまま見続けるかと思いきや一瞬だけだもんなあ、あれはなんでなんだろ。「今日もいい感じですね、うんうん」という確認作業なんだろうか。明確な答えを得ることはできなかった。

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別にはまったわけじゃないよ家に帰ってからCD予約したけど。11月発売だけど。

宙組宝塚大劇場公演 レヴューロマン『クラシカル ビジュー』

宙組宝塚大劇場公演 レヴューロマン『クラシカル ビジュー』

 

というか、やはりもっと早い段階で見るべきだったなとすごく後悔している。テレビとか衛星放送でたまにやってるけど、それよりも生の舞台を見なきゃダメだ。出演者の息づかいまで聞こえてくるような、そういうものを見なきゃ感性は鍛えられないなと強く思った。

ぜひ次も見たい。次は花組公演観に行こう、なんて話している。

TAKARAZUKA REVUE 2017 (タカラヅカMOOK)

TAKARAZUKA REVUE 2017 (タカラヅカMOOK)

 

 

 

おまけ

阪急宝塚駅近くの商業ビル1階にあった喫茶店の「バナナクリーム」。

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これうまかったよお店も昔ながらの淳喫茶風でいいところだった。ここももう一度行きたいお店だ。