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写真撮って、日記書いてます。

ギャラリートークの難しさ

鹿児島・鴨池港

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知り合いに「講義はライブや!」とかいう人がいる。要は、話す内容をその場で考えてあれこれ組み立てていくのが講義の醍醐味なんだとか。とかいうその人の手元には、実は小見出しカードみたいなものがあって、それをこっそり組み替えながら話の順番を組み立てている。もちろん、そういうことをせずに、自由自在に話を組み立てられる人もいる。

そういうのができないのがギャラリートークだ。お客さんがいる前で原稿を読むのはさすがにできない。質問は随時飛んで来るし、何よりも「お前の話は面白くない!」というのがリアルタイムでわかる。というか、すぐ目の前なので顔でわかるといった方が適切か。そういう点では芸人さんたちに近いのかもしれない。ライブ感が半端ない。その場で話の内容とかを切り替えたりもする。たいてい、途中で力尽きるパターンが多いけれど(ダメじゃん…)。

こないだのギャラリートークは初回ということもあってあまりうまくいかなかった。もうちょっと掘り下げた話を提供できればよかったのかもしれない。ネタの仕込みを、より精度の高いものにしていく作業にとれる時間がなかなか無いのが現状つらいところだ。

美術の森の散歩道―マイ・ギャラリートーク (小学館ライブラリー)

美術の森の散歩道―マイ・ギャラリートーク (小学館ライブラリー)

 

 「ライブは楽しまなあかんで!」という言葉を胸に秘めつつ、今日も明日も展示室に立つ。