何もしてなかったツケが回ってきている

iPhone8 Plus

50日目。出勤の日。書かなくてはならない原稿が3つほど、そしてこないだから頭抱えている学会のことが1つ。だんだん手が回らなくなってきて内心すごく焦る。在宅期間中何やってたんだよ…って思うけど、振り返ってみたら特に何もしていないことが判明したので全くの自業自得なのである。つらい。

こういう状況に追い込まれると書き物が全くできなくなる。というか、書けなくなる。今まさにそういう状況で、締め切りまであと1週間なのにできていない。こういう日記は書けるのだけど。何かこう、いい文章というか、ぴったりくる言葉が浮かんでこないのだ。語彙の貧困さは苛烈になるばかりで、原因は単純にインプット不足なんだけど、本とか漫画とか映画とかアニメとか、そういうのを読んだり見たりしてあれこれ脳に蓄積していかないとダメだなとつくづく思う。お金の管理が妻になったので本や漫画類を以前ほど購入できなくなったのもあるかな、図書館ですませばいいじゃないかと思われるかもしれないが、積読人間にとっては「読まなくてもそこにある」ことが重要で、返す日付が厳格に決まっている図書館の本とはあまり相性が良くない。この「読まなくてもそこにある」ことからくる安心感というか、薬効成分が浸透してくるというか、うまく言葉にできないがそういうの。またそういうのができるようにしなくてはという焦る気持ちばかりで、実際にそう簡単に動けないのが悲しい。

話があっちゃこっちゃするが、最近iPhoneの調子が悪い。画面ブラックアウトしたまま操作できなくなることが週に1、2回起きるようになった。再起動しようにも電源ボタンを長押ししても反応がないときがある（押し続けてようやく、がよくある）。iOSのバージョンの問題かな、13.5にしていないけど。しかしこの機種との相性は良くないなわたし。iPhone8 Plus 3台目なのに3台とも何かしらのトラブルがあるのってどういうことだ。もはや何かの呪いとかそういうのを疑ってしまう。

このまま何もなければいいけど。

全解除

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49日目。出勤の日。全解除という威勢のいい言葉がテレビから響く。この日記にももうそろそろ「○○日目」という表記はいらないかなと思うが、まあ「あれから何日」みたいなのも一応あった方がいいかな、あとで振り返った時に何日目のことだったっけとかそういうのが分かるだろうから。

というわけで、当分はこのスタイルでいくことにする。

5月の下旬に入っていて、もうちょっとしたら梅雨の季節がやってくるが、今日はその先取りみたいな蒸し暑さでしんどい。台所はもっとしんどい。朝からお弁当作るのにグダグダになってしまった。長袖シャツで立ったからな…しかもこういう日に限ってゆで卵を作ったのである。この「煮る」とあと「揚げる」は高温時間が長く続くからしんどさは倍増されてしまう。エアコンの除湿をつければよかっただろうか。とにかく、朝から危うく脱水症状になりかけて妙に心臓の脈が速くなる事態になってしまった。今度から気を付けようと思う。

出勤後、暑くてマスクを外したくなるができるはずもなく。全解除になったからといってマスクは全解除というわけにはいかない。「新しい生活」で一番意識が変わったのはこの辺なのかもしれない。マスクしたままだと妙に水分があるように感じるから脱水症状になりやすいらしい。いやほんと。実体験だけどそんな感じになったから厄介なものだ。威勢のいい言葉とは裏腹に、変にしんどさが募るなあとふと思った。

…今日の日記、内容が「しんどい」以外全くないじゃないか。コロナ疲れってやつなのかもしれないな。

本格的に通常通りの生活に戻るのだろうか

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48日目。休日の日だけど午前中は例の学会関係の仕事で自室に引きこもり。複数のファイルを開いて見ながら作る文書があって、デュアルモニターの威力を発揮できる作業でものすごく楽しく捗った。27インチワイドモニター×2台は便利なのだ…ビデオメモリーがちょっと物足りないところあるけど。

一応午前中で終えることができて、上の人に送信したら「それよりも別のアレを教えてちょうだい」と返ってくる。う、ドコモメールで何かしら送ったと言っていた案件はこれなのかな…慌ててその用件も返してひと段落。

それも束の間、今度は妻がトイレの床紙を貼り替えたいということで、昼飯食べてから二人がかりで作業した。タイル柄の可愛いものだが、便器の下の台座部分の曲線に手こずる。こういうのをささっとやってしまう内装の人はすごいわ…芸能人のヒロミが最近リフォームとかそういうので番組持ってるけど、あれくらいになるまでどのくらい作業したんだろうか。もともと器用な人だったのかもしれないが、番組ではそつなく工具類を使いこなしている姿が印象的である。

作業始まってから2時間でようやく完成。なんとかうまくできたが、端はやはり素人仕事だ。微妙に歪んでいたり、ズレていたりする。見栄えを考えながらやるのは本当に難しい。

今日の夜あたりに全国的に緊急事態宣言が解除されるらしい話を朝からずっとしている。これで本格的に通常通りの生活に戻るのだろうか、貼り紙作業もなかなかできなくなるなあと思った。

いつかは庭付きの家に住みたい

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47日目。在宅の日、というか休日の日。といってもいろいろとあれやこれやと催促のメールが来ているのでそれをこなしつつ、妻の提案で植物用の土と鉢を買いにホームセンターまで出かける。時間がもっとあればいいのになあと思うが、残念ながらそういうのは全然かなえられない夢である。無念。

土は5リットルのものがちょうどいい量なのでそれを買った。しかし重い…これ何㎏あるのかわからない。通販サイトとかで購入して配達してもらった方が負担にならずに安全ではあるのだが、すぐ欲しかったから仕方ない。店外においてある土は14リットル入りの大袋しか無く、「これは絶対使い切れない…」とふと思う。我が家に庭があればまだしも、団地暮らしでプランターもないのでそこまで必要ないのだ。保存しておく場所も無いし。

花ごころ さし芽種まきの土 5l

いつかは庭がある家に住みたいなあ…そうなるようにがんばらなくては。

今日で結婚して1周年。早いような遅いような、変な感じだ。去年の今頃は披露宴も終わって着替えも済んでホテルの部屋でぼーっとしていた時間かもしれない。あの時間は一体何だったんだろうか。慌ただしく一日が終わったことしか覚えていない。今日は今日で記念日らしいことも出来ていないけど（コロナのアレで街にあまり行く気がしなかった）、また落ち着いたらちょっとしたお祝いみたいなことをしたいなと思う。これからも一緒に幸せに暮らせますように。

「新しい生活」

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46日目。出勤の日。職場の人を見る限りだと皆恐る恐る出勤している感じだ。まあそりゃそうだ。急に通常通りに戻すという話が降ってきて、対策もさほどないままで電車やバスに乗らなきゃならないのはわたしだって怖い。目に見えないからなおさらだ。車内のつり革や手すり、ボタンにまで触るのをためらうようになった。「新しい生活」なんてのは、そういう心情的な部分でも変に侵食してきているようで嫌になる。

「新しい生活」ていう言葉は、民俗関係をやっていたら必ず出くわす「新生活運動」を想起させてあまりいい気持ちのものではない。田舎の公民館などにはまだその時代のスローガンとかが貼られたりしているが、要は生活を簡素なものにしましょう的な内容である。冠婚葬祭は派手にやらず公民館でやりましょう、みたいなのとか。あのおかげで伝統的な結婚式だとかそういうものはほぼ崩れ去ったとかいう話だ。それが良かったのか悪かったのかはわたしの判断するところではないが、あの時代の運動で何が起きて何が変わったのか。あの辺をもう一度ちゃんと捉えなおさなければなあと思いつつ、なかなかできずにいる。コロナ自粛期間中にその辺の本を1冊でも読めればよかったのだが、今となってはもう仕方のないことだ。

サーモグラフィーを導入するしない話が職場で上がっていて職員一同色めき立つが、誰がそれを見張るのか（測定結果を見守り続けるのか）で揉める。結果を見るだけでなく、そこから注意というか退去・帰宅をお願いしに行かなければならないのだ。つまるところ、誰がネコに鈴をつけに行くかで右往左往するネズミと一緒だ。誰もババを引きたがらないのは当然のことだが、「新しい生活」てやつはそういうものまで求められるし、だいたいマンパワーを過信した取り組みすぎるのがいかにもって感じである。それを絆とか生ぬるい言葉で覆い隠そうとするから余計しんどくてたまらない。帰宅をお願いしても「いや、入る！」ていう人は必ず出てくるだろうし、それをやめさせる権限はこちらにはない。実際、先日のことだけどマスクしてないのに入ってこようとした人いたからな。入館票にも「わしはええねん、そういうの」とかいって粘って、結局受付カウンターで30分世間話とか。現場が疲弊するわこれじゃ。当面休館だった方が良かったのではないかと今でも思う。しかし上の決定には従わないといけないのだ…末端職員ができることと言ったら次の選挙の投票先をどうにかすることくらいだろう。なんともはや、しんどいことであるなあ。

仕事の関係先の担当者にメール。彼のところはまだ休業らしく、彼もまた休業なので仕事しちゃいけないんだそう。しかしこちらの仕事は向こうが動いてくれないと動き始めることすらできないのだ…たぶんそういうところ多いんじゃないかなあ。来週くらいには何か動きがあればいいのだが。

とりあえずじっと待つ。

どうせならもう10万ほど

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45日目。出勤の日。とうとうわたしが住む地域も対象から外れることが決定した。この土日はどのくらいの人出になるんだろうかとふと思う。それなりに多いだろうなとは思うが、実際どのくらいになるのかは見当がつかない。

動かさなきゃならない案件もようやく本格的な稼働状態になりつつある。約1か月ほど宙ぶらりんになっているからその分の遅れを取り戻さなきゃならない。しかし頭は周りの状況が進んでいるので、どこまでやっていたかを思い出すところから始めなくてはならず、それはそれで非常に効率悪いし、この1か月何やってたんだという気持ちになる。やっていたことはこういう日記をちまちま書くことと、家の片付け、そしてゲームくらいだ。原稿を書いて消しも繰り返していたが、その繰り返しだけで終わってしまったような気がする。在宅勤務期間が明けたから「在宅勤務時にあってよかったもの」をまとめようとは思うが、大したものはないと思う。参考になるか分からないが今度にでも書いておく。

そろそろ写真のことをまた考えたい。例の10万円の使い道としてカメラを新調する予算にしようかなとか企んでいるが、たぶん山の神には見透かされているような気がする。PCのアップグレードとかそっち方面に回すのも手かとも思うが…まあ、考えているうちが一番楽しいってやつかもしれない。申請用紙はまだ来ないが。

どうせならもう10万ほど加算してくれねえかなあって山の神と言ってる。

今日はこの辺で

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44日目。出勤の日。今日からいよいよ通常モードである。出勤したら机の上にフェイスシールドが置かれていて「接客する際はこれを用いること」とのお達しがある。おお、いよいよこういうのを使うのか…と変に感慨深くなる。

午前中は印刷業者との打ち合わせを電話で行い、近所の図書館まで原稿用の資料を借りに行く。気づけば締め切りまであと2週間で、人様に見せられるような状態ではないので慌てているのだ。在宅勤務時にもっと進められるかと思っていたもののひとつである。いちおう部屋はあるし原稿書ける環境ではあるが、何かしらちょこちょこしていたら集中力も途切れるし、なかなかうまくいかないものだと思う。自室内テントが欲しくなる人の気持ちが分かったような気がした。

そんなバカなことは置いといて、とにかく目の前の原稿を仕上げなければならない。仕事以外のメール、主に昨日一昨日からバタバタしている学会関係のメールもいくつかiPhoneに来ていて流し読みをするが、厄介な問題がいくつも出てきているようで嫌になる。画面そっ閉じ。

集中をしようとしたときに限ってそういうメールや電話があってダメになる。特に今日は事務所の中がうるさくてあんまり仕事にならない。いつのまにかこういう騒がしいところが苦手になってしまったようで、自分でも驚いている。せめてイヤフォンと音楽OKであればまだ乗り切れるのに。

天気が良すぎて仕事どころじゃないなこれ。と思ったらもう最後で、カメラ持ってくればよかったなあとか、今から行くならどこそこかなあとか妄想してしまう。今日はもう全然ダメだな、一回電源切って強制終了して「通常勤務一日目お疲れ様でした！乾杯！」て風のよく吹く高台で缶ビール飲みたい。「今日はこの辺で」。そう言えたらいいのにな。