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写真撮って、日記書いてます。

「やよい軒」のおばちゃんの話

やよい軒のつけもの

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ときどき「やよい軒」に行く。といってもお金が少し手元にあるときに限る。

 

よく行くやよい軒は時間帯によって客層が大きく変わる面白い店で、夕方近くになると近くの女子高生グループが唐揚げつまみながら話に盛り上がってたり、同伴出勤のお姉さんたちがいたりする。これが昼すぎぐらいだと高齢者の家族あるいは高齢男性だけ、という具合になる。中には「メニューの鰻と出てきた鰻の量が違う!追加しろ!」とかいう人もいたりと、いろんな意味で賑やかだ。

私はといえば、時間帯にこだわらず、昼間であったり夜に行って適当な定食を食べて帰っている。そして混雑時は入店したけれど気づかれず、20分待ちぼうけを食らうなんてこともよくある。

さてそのお店にはおばちゃんのパートさんが何人か働いているのだが、彼女たちの気の利かせ方、テキパキとした仕事ぶりはすごいなと毎回思う。はじめて入店したであろう客に対して、若いバイトさんなら「食券を買ってください」で終わってしまいそうなのだが、パートさんは注文を聞いてからお金をもらい、代わりに食券を購入しておつりをかえすことをやっている(もっとも、これがやっていい方法なのかはわからない)。食器を下げるのも早いし、机に残っているものはさささーっと片付けていく。どこで目を光らせてるのだろうか。

一番うれしかったのは定食を持ってきたとき「お腹いっぱいになっていってくださいね」と言われたこと。たぶん本人は何気なく言っているんだろうけど、久しぶりに「お腹いっぱい」なんて言葉を聞いた。こんな生活をしているからか、お腹はふくれるけどお腹いっぱいになるまでの食事をすることはそんなにない。おかげで定食のごはん、お代わりししちゃった。いつもはそんなに食べないのに。こういうお店って働く人次第なんだなぁとつくづく思うし、いろんな人が来るから大変だろうなとも思う。

 

また近いうちにお腹いっぱいになりに行きたい。